切られ与三(信州大歌舞伎)

二年に一度、松本市民芸術館で興行される大歌舞伎
今年はどうしても行きたいと言う姉に頼まれ
チケットを取りがてら、私もと二人並びで購入できた。

演目はかの有名な「切られ与三」
江戸世話物の名作『与話情浮名横櫛』なんて言わず
シニア世代にはお馴染みの歌謡曲「お富さん」の物語
芸術館館長の串田和美演出による、古典と現代を融合させた新しい挑戦に
驚きながらも十分に楽しませてもらった。

出演は与三郎に中村七之助、お富には中村梅枝、中村扇雀、片岡亀蔵、中村萬太郎、中村歌女之丞、中村鶴松、真那胡敬二、笹野高史。奇遇な出逢いを繰り返す与三郎とお富の物語。

始まって5分もたたないうちに、「そうだよ」なんて言うセリフに face10 face07
ガッカリだな、これは…
ところが、ところが、、、
時間と共にどんどん引き込まれて、3時間が、もうお終いなの…って感じ
演出効果に依るところが大きい。
まず、音楽が面白かった。ピアノ、管楽器も混じえてJAZZが引き立てる。
そして、背景の大絵画、隠し絵的に照明によっていろんな表情を見せる。
釘付けだ。
与三は体力が要るね、
客席を走り出し一回り、息つく暇も無く舞台で大馬跳びの連発 face08 face02 face02

残念だったのは、決めゼリフはゆっくりと張りのある声で良かったけれど
全体的にはセリフが早すぎて何言ってるのかわからなかったこと。
私が年老いたということだろう。この頃耳が遠くなったように思う face07


串田和美、いい演出家だわぁ、
この人を思う時、私はその父親の串田孫一を思う。
若かりし頃、私はその人の随筆が大好きだった。
自然体でてらいのない文章がどんなにか魅力的で。


拙句 《 夫あらば さそひしを与三 大歌舞伎 》

拙句 《 その朝の 雫でつづる 沙羅の詩 》
☆私好みの句を作る句友の訃報に接して


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