秀作映画2題

過日、サッチィーと二人で 塩尻のFROM.EASTへ映画を観に行った
2作共にアカデミー賞の選考の最後までノミネートされていて
近日の発表をワクワクしながら待っている、と
これは劇場経営者の合木こずえさんの弁

幸せな一人ぼっち
スエーデン映画 1時間56分
秀作映画2題


オーヴェ、59歳、ひとりぼっち。
43年勤めた会社を突然クビに。
愛する妻にも先立たれ、哀しみに暮れていた。
ある日、隣に引っ越してきた一家の騒動にうんざりするが、次第に彼らに心を開き
はじめ、やがて妻との思い出を語るようになる。喪失から再生へ、
まわりの人々により変わってゆく 頑固な老人の姿を描いたヒューマンドラマ。

不器用な生き方しかできないオーヴェの姿は、多くの人々の共感するところだ
人生はままならない、というのが実感ではないだろうか…
幸せの絶頂から突然降りかかって来る悲劇
それでも人は再生へと生き続ける

涙が止まらないけれど、随所でクスクス笑わせられた
観て良かったなぁと思わせられた映画だった

~~~~~~~~~~~~


ヒトラーの忘れもの
デンマーク映画
秀作映画2題


第二次大戦直後のデンマーク。ナチが埋めた200万個の地雷を撤去したのは、
異国に置き去られたドイツの少年兵たちだった。大半が15~18歳。
彼らは帰郷を夢見ながらも、母国の罪の償いを強いられ危険な作業に明け暮れる
半数近くが死亡、もしくは重傷を負った。
この映画の中では14人中、生き残ったのはたったの4人だけだ。
デンマーク国内でも知られることのなかった残酷な史実を題材にしたこの映画は
オスカー最有力だと合木さんは言っている。


先ず、プロローグでハッとさせられた
広い海岸線、海のその向こうに、アレ! かなとこ雲ではないか、巨大な face08
原爆のような形をしている かなとこ雲、不吉な雲、地震雲とも?

ここでの過酷な日常は筆舌に尽くしがたい、戦争とはそういうものなのだ
白い浜辺に埋められた夥しい数の地雷、一触即発の除去シーン
人は憎むべき敵を赦すことができるのか
どんなに残酷な状況においても生きる希望を抱き続けることは可能なのか?

☆ このような秀作をいつも紹介してくれている FROM EAST さんに
感謝するばかりです

二作共に上映は 2/24(金)まで塩尻市の東座☎0263(52)0515

拙句 《 冴返る 原爆雲の  映画の序 》

タグ :映画俳句

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