秀作映画2題
2017/02/19
過日、サッチィーと二人で 塩尻のFROM.EASTへ映画を観に行った
2作共にアカデミー賞の選考の最後までノミネートされていて
近日の発表をワクワクしながら待っている、と
これは劇場経営者の合木こずえさんの弁
幸せな一人ぼっち
スエーデン映画 1時間56分

オーヴェ、59歳、ひとりぼっち。
43年勤めた会社を突然クビに。
愛する妻にも先立たれ、哀しみに暮れていた。
ある日、隣に引っ越してきた一家の騒動にうんざりするが、次第に彼らに心を開き
はじめ、やがて妻との思い出を語るようになる。喪失から再生へ、
まわりの人々により変わってゆく 頑固な老人の姿を描いたヒューマンドラマ。
不器用な生き方しかできないオーヴェの姿は、多くの人々の共感するところだ
人生はままならない、というのが実感ではないだろうか…
幸せの絶頂から突然降りかかって来る悲劇
それでも人は再生へと生き続ける
涙が止まらないけれど、随所でクスクス笑わせられた
観て良かったなぁと思わせられた映画だった
~~~~~~~~~~~~
ヒトラーの忘れもの
デンマーク映画

第二次大戦直後のデンマーク。ナチが埋めた200万個の地雷を撤去したのは、
異国に置き去られたドイツの少年兵たちだった。大半が15~18歳。
彼らは帰郷を夢見ながらも、母国の罪の償いを強いられ危険な作業に明け暮れる
半数近くが死亡、もしくは重傷を負った。
この映画の中では14人中、生き残ったのはたったの4人だけだ。
デンマーク国内でも知られることのなかった残酷な史実を題材にしたこの映画は
オスカー最有力だと合木さんは言っている。
先ず、プロローグでハッとさせられた
広い海岸線、海のその向こうに、アレ! かなとこ雲ではないか、巨大な
原爆のような形をしている かなとこ雲、不吉な雲、地震雲とも?
ここでの過酷な日常は筆舌に尽くしがたい、戦争とはそういうものなのだ
白い浜辺に埋められた夥しい数の地雷、一触即発の除去シーン
人は憎むべき敵を赦すことができるのか
どんなに残酷な状況においても生きる希望を抱き続けることは可能なのか?
☆ このような秀作をいつも紹介してくれている FROM EAST さんに
感謝するばかりです
二作共に上映は 2/24(金)まで塩尻市の東座☎0263(52)0515
拙句 《 冴返る 原爆雲の 映画の序 》
2作共にアカデミー賞の選考の最後までノミネートされていて
近日の発表をワクワクしながら待っている、と
これは劇場経営者の合木こずえさんの弁
幸せな一人ぼっち
スエーデン映画 1時間56分

オーヴェ、59歳、ひとりぼっち。
43年勤めた会社を突然クビに。
愛する妻にも先立たれ、哀しみに暮れていた。
ある日、隣に引っ越してきた一家の騒動にうんざりするが、次第に彼らに心を開き
はじめ、やがて妻との思い出を語るようになる。喪失から再生へ、
まわりの人々により変わってゆく 頑固な老人の姿を描いたヒューマンドラマ。
不器用な生き方しかできないオーヴェの姿は、多くの人々の共感するところだ
人生はままならない、というのが実感ではないだろうか…
幸せの絶頂から突然降りかかって来る悲劇
それでも人は再生へと生き続ける
涙が止まらないけれど、随所でクスクス笑わせられた
観て良かったなぁと思わせられた映画だった
~~~~~~~~~~~~
ヒトラーの忘れもの
デンマーク映画

第二次大戦直後のデンマーク。ナチが埋めた200万個の地雷を撤去したのは、
異国に置き去られたドイツの少年兵たちだった。大半が15~18歳。
彼らは帰郷を夢見ながらも、母国の罪の償いを強いられ危険な作業に明け暮れる
半数近くが死亡、もしくは重傷を負った。
この映画の中では14人中、生き残ったのはたったの4人だけだ。
デンマーク国内でも知られることのなかった残酷な史実を題材にしたこの映画は
オスカー最有力だと合木さんは言っている。
先ず、プロローグでハッとさせられた
広い海岸線、海のその向こうに、アレ! かなとこ雲ではないか、巨大な

原爆のような形をしている かなとこ雲、不吉な雲、地震雲とも?
ここでの過酷な日常は筆舌に尽くしがたい、戦争とはそういうものなのだ
白い浜辺に埋められた夥しい数の地雷、一触即発の除去シーン
人は憎むべき敵を赦すことができるのか
どんなに残酷な状況においても生きる希望を抱き続けることは可能なのか?
☆ このような秀作をいつも紹介してくれている FROM EAST さんに
感謝するばかりです
二作共に上映は 2/24(金)まで塩尻市の東座☎0263(52)0515
拙句 《 冴返る 原爆雲の 映画の序 》
この記事へのコメント
国民少年兵だった人たちのお話ですか、戦時における国民少年兵は書籍等有りますが、戦後の話は殆ど無いですね
ソ連軍における地雷除去作戦では信じられない話が有ります
思想的には西欧的と言われたジェーコフ元帥曰く
第一線の歩兵に突撃させれば地雷原など一気に片付く
これを聞いたアイゼンハワー(後の大統領、ベルリン陥落時は陸軍大将でした)は絶句
ソ連軍では当時、歩兵は消耗品で死傷してもまったく気にしなかったようです
Posted by DT33
at 2017年02月20日 07:13
>> DT33さん、 残酷な史実を知らされましたよ
「大地の子」は残酷すぎて とうとう私には読み切れませんでした
この史実も文字でしたら読み進めなかったと思います
憎しみは憎しみしか生まないのか…
デンマーク人軍曹と少年兵たちに芽生える擬似親子的な絆が
ラストシーンで感動的に結実します☆
27日に発表されるようですが、オスカー獲ってほしいです☆
Posted by うたかた夫人
at 2017年02月20日 07:42
うたかた夫人さん、こんにちは~♪
以前『ブラッド・ダイアモンド』というデカプリオが主演した
サスペンス映画にも麻薬漬けにされた少年兵たちが出てきましたが、
観ていて胸がつぶれそうな気持ちになりました。
全編そういった少年兵をとらえた映画となるとかなりヘビーですね。
でも、そういった史実に目をそむけることも違う気がしますし・・・・
希望が見えるラストになっているならばイイナ、
オスカーの行方、私も気になります。
Posted by 花浅黄
at 2017年02月21日 13:23
>> 花浅黄さん、重い映画でした^^
こちらを後で観ましたのでね
重苦しさを抱えて映画館を出てきましたが
順番が逆だったら…なんて話しながら…
デンマークの軍隊だって これじゃぁヒトラーと同列じゃないかと
正直思いましたよ
「目には目を」じゃぁねぇ
宗教戦争も同じ…
Posted by うたかた夫人
at 2017年02月21日 15:26
姉さま、こんにちは。
幸せの絶頂から突然降りかかって来る悲劇
それでも人は再生へと生き続ける
いい言葉ですね。
心にぐっと来ます。
毎日いろいろな事があり、
家族は、みんな私が何とかしてくれると思ってる。
ムリだよぉ~そんなに強くないんだから。
といいつつ、
結構、その家族に鍛えられてきたなって。
少しの踏ん張りと、開き直りと。
お願い助けて!と合掌すると、
不思議と、落ち着いて、何とかなるって、
思えて来ます。
救いの手を離したら終わっちゃう。
頑張れと願いながら、心に浮かんだ言葉を、
伝える役目。母は強しと言いますね。
人生は流れる方へ流れて行ける。
最近ふんばってる私です。
(それでも人は再生へと生き続ける。)
いい言葉を、ありがとうございます。
Posted by lilymasako♬
at 2017年02月22日 12:50
>> lilyさん、おはようございます^^
いよいよ「肝っ玉かあさん」本領発揮ですね
lilyさんの家族愛、判断力、行動力、すべてが
いま、輝いているのだと思いますよ☆
文学のテーマは「喪失と再生」と言っても過言ではないですね
わかってはいても、
人生なかなか、悩みは尽きませんねぇ…
Posted by うたかた夫人
at 2017年02月23日 08:53
5年ほど前にABNで放送された「山本五十六」録画を漸く見始めました
最近の政治家に(AべシンゾーやIナダトモミ)等に聞かせてやりたい科白が30分で幾つも出て来ます
戦争を知らない(理解しようとしない)政治家程怖ろしいものは無いと思って観てます
昔から言いますね、戦争とは軍人が始めるのではなく政治家が始めるのだ と
Posted by DT33
at 2017年02月26日 21:26
>> DT33さん
その「山本五十六」ですが
もうしわけありません、私は観ていないのです^^;;
でも、よく5年間も温めていましたねぇ
劣化するようなこともないんでしょうが…
日本にもうチョット、マシな政治家が出現してくれないものですかね…
Posted by うたかた夫人
at 2017年02月26日 23:30