『風流 』 って?

『風流 』 って?

  これは驚いたぁ
  風流と言う言葉 
  なかなかに奥深いではないか

  「良寛学習会」 に参加していて
  今回の話題は

   「地獄で生きていく力」 という風流 p130

       『到る所意にかなわず・・・』 からはじまるこの項
       どこへ行っても心は充ち足りません・・庵に帰ってきても惨めな裏住まい
       餓鬼共にバカにされるのを我慢し、夜は隣の家のうるささに黙っています。
       何もない部屋は白々として、囲炉裏には長いこと火がないのです。
       『やんぬるかなまた何をか道わん。万事みな因縁』
       こんな運命だが愚痴も言えまい、何事もすべてご縁だったのですから

       良寛の業の深さと、
       それに覚めて解脱、脱落した枯淡な心とが共存しています。
       禅ではそれを「地獄で生きていく力」といいます。
       良寛の風流はそこにあったのです。(引用)


  禅的「風流」とは、文字通り「風の流れ」であり「ゆらぎ」の意味だそうです
  自然の美しさに触れ、心がゆらぐ、これはわかりますけど、
  自然の脅威、たとえば地震や雷、台風などに慌てふためく心のゆらぎも「風流」
  また不足の事態、それに苛立ったり悲しんだりする自分の心の動きもまた「風流」
  ゆらぎながら必死に対応することで、思いもしなかった自分に出逢うことができる、
  それはそれで風流ではないか、という捉え方、驚きでした face08

  人それぞれの心が、事象に呼応し、
  それを自由に味わうことが「風流」なのだそうです 

  それにしても 良寛さまは 壮絶な人生を生きた方ですねぇ
  70歳になって 30歳の美しい尼僧との相聞歌
  彼女に看取られたことが、唯一の華だったのか・・・

  会場になっている「あがたの森」公民館の2Fから
『風流 』 って?

タグ :良寛

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